付属定款は社内業務を統括するための一連の規制です。これには、Certificate of Incorporationには記載されないDirectors(取締役)の選任、最初のOfficers
(執行役員)の選任、取締役会など詳細にわたり記載されます。OfficersとしてPresident(社長)、Vice
President(副社長)、Secretary(秘書役)、Treasurer(財務役)がいますが、これらのOfficersはDirectorsが兼任している場合が多いです。また、ニューヨーク州やデラウェア州などこれらを1人で兼任することができる州もあります。
なお、By laws(付属定款)はSecretary of State(州務長官事務局)に提出せず、会社で保管します。
●Officersの役割
Officersは、アメリカ非居住者でも勤めることが可能です。しかし、重要書類にOfficerの署名が必要な場合も多々あり、PresidentとSecretaryがアメリカ以外に居住していると不便な場合があります。
President(社長):
Presidentは、会社の主たる業務執行責任者であり、取締役会の管理の下で会社の事業と業務を全般的に監督し運営します。
Vice President(副社長):
副社長は、社長職が空席の場合、社長が死亡したり無能力となった場合、また法律に定められた行為ができないかそれを拒否する場合、社長の業務を履行します。複数の副社長が存在する場合には選任時に定められた順序で、指定のない場合は選任の順序でその業務を履行します。
Secretary(秘書役):
Secretaryは、日本で言う「秘書」とは意味合いが異なります。秘書役は、株主総会と取締役会の議事録の作成、By
Laws(付属定款)が全てなされているかの確認、会社の記録と会社印の保管者としての役割、会社が合意した書類に会社印が適切に捺印されているかの確認、各株主の氏名・住所の登録、社長および副社長と共に会社株券に署名すること、そして会社の株主名簿を整備することについての全責任を持ちます。
Treasurer(財務役):
Treasurerは、会社の全ての資金と担保を保全・保管し、会社への支払いを受領し、領収書を発行し預金をします。
|