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アメリカの社会


■人種
■宗教
■家族構成
■契約/訴訟社会

人種

アメリカは移民が集まって出来た国。従って、アメリカ人の中にもヨーロッパ系、アフリカ系、アジア系、ヒスパニック系、インド系、ミドルイースト系、パシフィックアイランド系、ネイティブアメリカンなど様々な人種が存在します。また、アメリカには世界中から人が集まってきますので、様々な国から来ている留学生や社会人などの長期滞在者もいます。この多様性がアメリカを特徴付けているとも言えます。また、1つの国にいながらいろいろな国の文化に触れる事が出来るというのも魅力です。

しかし、多人種国家は、このような良い面ばかりではありません。私たち日本人も関係してくる人種差別という問題が根強く存在しています。人種差別(Racial Discrimination)は法律で禁止されているため、表面的にはあからさまに差別する人は殆どいませんが、"Hate Crime" と呼ばれる人種差別心から引き起こされる暴力事件などは後を絶ちません。1991年のロサンジェルス警察によるロドニー・キング氏に対する暴行などは世界的に報道された事件なのでご存知の方も多いでしょう。その後、この事件は、裁判で起訴された4人の警官のうち、1人だけが有罪、残りの3人は無罪となったことから、1992年のロサンゼルス大暴動を引き起こしました。この暴動は、50人が死亡、4000人以上が重軽傷、1万2千人が逮捕、そして 10億ドル以上もの所有物破壊という無残な結果で終結しました。アフリカ系住民に対する差別は、20世紀の公民権運動を経た現在でもまだ根強いものがあります。また、"KKK"(Ku Klux Klan)や "Aryan Nations" に代表されるような、非合法の白人至上主義を謳う秘密結社も存在します。インターネットではそのような団体が、 "言論の自由" のもと、堂々と情報発信を行っています。

私たち日本人にとっても、アメリカにいる限り、お互いの人種や文化を尊重するという姿勢を持つことは常識です。常にあらゆる人種や文化が存在するということを頭において行動しましょう。


宗教

人種、民族に多様性があるということは、すなわち宗教も様々ということです。多くの人がキリスト教を信仰していますが、キリスト教といっても一口では言えません。カソリック、メソジスト、バプティスト、ルサラーン、プレズビテリアン、その他少数派のキリスト教も無数に存在します。また、ニューヨークに特に多いユダヤ教をはじめ、中東系やインドネシア系移民などによるイスラム教、アジア系による仏教など、様々な人が様々な宗教を信仰しています。宗教においてもお互いを尊重し合うことが大切です。

日本人でも熱心に宗教を信仰している人はいますが、日本人にとってはアメリカ人の宗教観が不思議に映ることもあるでしょう。しかし、これはアメリカ人の文化の一部でもあるので尊重することが必要です。またアメリカ人は、「仲が良い人同士でも、宗教と政治の話しはタブー」などと言いますが、それだけアメリカには多くの宗教が存在し、お互いを尊重しなければいけないという意識がアメリカ人の気持ちの中に働いているということの現われとも言えます。


家族構成

アメリカの離婚率は50%。
シングル・マザーや再婚家庭、非婚家庭もあり、家族構成は千差万別です。


契約/訴訟社会
アメリカは契約社会であり訴訟社会でもあるとはよく言われること。日本では比較的小さな事柄は口約束などで済ますこともありますが、アメリカではあらゆる事柄について同意書や契約書など、書面で残すという習慣があります。自分の権利は自分で守り、主張するという意識の高いアメリカでは、日本では考えられないような小さな事でも裁判所に訴えるというケースがとても多いので、その予防策としてあらかじめ問題が起こる前に書面での記録を残しておくのが一般的です。

例えば、病院で入院する際なども、手続書類には日本に比べてはるかに多い内容が記載されています。患者の知る権利、医師の説明の義務、本人に意識がなくなった時の意志決定者、入院中の約束事項、支払義務など細かな項目のすべてにサインを求められます。特に、治療方針を決定するのは医師ではなく、あくまでも患者本人であるということを強調されます。これはすべて、何か問題が発生した場合に医師の責任の範囲を明確にし、不利な責任を負う事が無いようにする防止策と言えます。

また、アパートなどの賃貸契約の時にもアメリカがいかに契約社会であるかを実感するでしょう。賃貸契約書には日本の契約書の何倍もの条項が書かれています。内容は細かく、例えば喫煙について、ペットについて、屋外アンテナについて、家賃支払義務について、セキュリティーデポジットから差し引くことの出来るものについてなどがあり、これを全て読み、内容把握し、きちんと納得した上で契約書にサインする必要があります。契約期間、契約の更新、終了などは日本の常識とかなり違いますので、注意して読む必要があります。適当に読んで適当にサインすることは避けましょう。もし、不明な点や納得できない点があればサインをする前にきちんと質問し明確にしておくことをお勧めします。

アメリカ人とビジネスをする場合も注意が必要です。つい相手を信用して物事をあやふやにしてしまい、被害に遇った時には何の法的証拠もない、といったケースもよくあります。このため、ビジネスの場でもアメリカでは多くの契約書を交わします。ほんのちょっとした公式文書でも弁護士に目を通してもらうのが常識になっています。したがって弁護士選びも重要です。能力のない弁護士に頼むと自分の不利益になったりミスをされたりして、後々困ることになります。あらかじめ評判の知れている、信頼できる弁護士を選ぶ方が良いでしょう。また、弁護士によって専門分野も違うので、その専門分野にあった弁護士選びをする必要もあります。

 

情報提供:Junglecity Network, Inc.

 

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