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「小林恵のNY通信:アメリカの暮らしの文化」の小林恵さんに注目!

ブログID
小林恵
職 業
ライフスタイルジャーナリスト
NY在住歴
42年


ニューヨークに来たきっかけは何ですか?

 
子供の時から外国にいってみたかったこと。
1964年4月、初めて日本でツーリズムが解禁され渡航できるようになり、6月に日本を出ました。 13カ国のビザを取り6ヶ月の予定で世界一周する予定がニューヨークに感激!以来ニューヨーク在住。


ニューヨークにいらっしゃったのは、1964年とのことですが、   
その当時のニューヨークはいかがでしたか?

来た時に日本と比較してあまりの差に驚きでした。
日本は発展途上国、四谷の慶応病院の横、新宿御苑の前のアパートに住んでいましたので、東京オリンピックの競技場の建設の槌音を毎日聞いていました。

一方ニューヨークは、地下鉄15セント、コーヒー5セント、ドーナツ5セント。レキシントン53丁目のYWCA1泊7ドル50セント。換算レイトは1ドル=360円の時代でした。(やみドルは1ドル400円。)エレベーターに乗っている男性は女性が乗ってくると帽子を脱ぎました。メーシー百貨店の1フロ ア全体が帽子売り場でした。ファッションは「ティファニーでお茶を」の映画の通りで殆どの人がパンプスに帽子を被り、ショルダーバックはありませんでした。サンダルで街を歩くこともありませんでした。

NYでお仕事や生活の面で苦労された点などございましたら簡単に教えてください。

 
苦労といえば来たばかりの頃、外国のことを何も知らなかったことです。インフォメーションがありませんでした。テレビは63年初めて上野の駅で見たという時代で、同時にケネディ暗殺が放映された時です。何から何までが驚きと興奮の日々でしたが、楽しくて楽しくてニューヨークで暮らしたいと思いました。

日本では帽子のデザイナーでしたが、ここでデザイナーとして働けたら「自分はデザイナーだと思ってよい」と思い、それから大奮闘の日々でした。4年後、7thアベニューにデザインの会社を作り、独立しました。

そして、ファッションの会社、デザインの企画を13年間以上やっている間に、ファッションはめまぐるしく変わり、ファッションが繰り返されてくると興奮 がなくなり一生の仕事とするのが馬鹿らしくなりました。職業を変えるというのは真剣な悩みで決心するまでに7年間の月日が経ちました。


ファッションから現在のお仕事に変えられたきっかけは何でしょうか?

無知であったため、アメリカで本当にたくさんのことを学びました。特にアメリカの普通の人たちのクリエイティビティに感動していました。

アメリカで学んだことを日本の方々とシェアする仕事、たとえば名もない母親たちが作った人形が立体裁断であること、人間の機能と同じように動くまでアイデアにパテントが取られていたことなどに感動し、1830年から1930年までの100年間のアメリカの遊び人形100点をコレクションし、資生堂をはじめ、主要都市で展覧会を行いました。

「アメリカ人形」の本が私の処女出版で、この展覧会の企画と出版が私の職業を変えたスタートになりました。

「アメリカンライフスタイルを専門に執筆・企画」とございますが     
具体的な仕事活動を教えてください。

 
ファッションをやっている時、アメリカの繊維産業がアメリカの産業革命のスタートになったことが分かり、19世紀の名もないアメリカ人が作った美しいデザインのキルトにもまた感動しました。

文化出版局の当時の名編集長、今井田勲さんに話をしたところ、「おもしろい!本に書きなさい」と。3年間の月日を かけて「アメリカンパッチワークキルト事典」を書き上げ、文化出版より出版。先生方の”虎の巻き”になり、現在日本では350万人以上のキルターがいます。現在事典は9版を重ねています。

その後、 アメリカで一番キルトのコレクションを持っていた当時無名であったバーモント州のシェルバーン美術館のディレクターに「日本で展覧会をしたい」と話したところ「一度もわが美術館のものを外国にもって行きたいと言った人がいませんでした。感動しました。よろしい」ということになり、2週間美術館に泊り込みで600枚のキルトから45点選択、キャプションを作りました。

横浜の高島屋と京都の高島屋で展覧しました。1982年当時、横浜で6万人の人がみにき、駅から4階まで人が並び、NHKで1時間オープニングがカバーされました。
それ以来展覧会の企画、商品企画、執筆を専門にしています。

ご自身のブログ「小林恵のNY通信:アメリカの暮らしの文化」のご紹介をお願いします。

「小林恵の美術館」というホームページをIT専門の会社が1990年の始めに立ち上げてくれました。2002年にwww.ny-apple.comのホームページを友人が立ち上げてくれましたが、デザイナーが忙しくなり継続していません。

ブログが誕生しましたので2005年1月よりブログで書いています。なるべく皆に参考になるアメリカの暮らしの文化、社会性のあるサブジェクト、アメリカのグッドアイデアを皆で学び、僭越ですがアイデアを分かち合えたらいいなと思っています。

ニューヨークのブロガーで会ってみたい人は誰ですか?

Web2.0 StyleのHideyuki さん。先端をいく職業は面白そう。アイデアは素晴らしそうですが、私は技術的には今のところちんぷんかんぷん。残念ですが歯が立ちません。 でももっと具体的に知りたい!

最後に小林様のブログの読者の方に何か一言お願いいたします。


読んで下さる方にお礼を申し上げます。年の功は亀の甲で書き手の意志とかメッセージが少しでも伝わればいいなと思っています。


(2006年7月)



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