ミッドタウン五番街の高層ビル22階、自然光が差し込む気持ちの良いピラティス・スタジオが、「ピラティス・オン・フィフス」。一般向けにピラティス・クラスを提供するかたわら、「ピラティス・アカデミー・インターナショナル」という、ピラティス・インストラクターの養成学校も運営している。
同校では、マットやリフォーマーなど広範なコースを用意しており、生徒は、ニーズや希望に応じて好きなコースを選択。各コースを終えた学生には、コース終了認定証を発行している。その後、さらなるキャリアアップとして、同校の学科(約60問の選択式)及び実技試験にパスすると、「Certified Pilates Instructor」という、本格的なピラティスの認定資格を取得できる。この試験は、個々でいつでも受講でき、合格率は約80%。失格しても、何度でも再チャレンジでき、学科、実技とも日本語でも受けられるのがメリット。つまり、ビザや言葉の壁がなく、スキルと才能さえあればプロの資格を取得できる点が魅力だ。
現在、生徒は、20代の女性が多く、日本人生徒は全体の約20%。何らかのエクササイズ経験のある人が多いという。また、パーソナルトレーナーやカイロプラクターなど、既に専門職についている人で、ピラティスのスキルを付加価値として身につけようとする人も少なくない。
就職については、活況するピラティス市場とあり、仕事は見つけやすいという。勤務形態は、フィットネスクラブの従業員、いくつかのスタジオやクラブのかけもち、個人相手にしたフリーランス、ピラティス講師など、多種多様。フィーは、経験や条件に応じて時給約25ドル〜125ドルと差がある。
同校の経営者は、ラジオシティのロケッツダンサーとして活躍した経歴も持つ、日本語に流暢な双子のコープ姉妹。日本に住み、仕事をした経験もある。よって、日本人の性格や日本文化にも精通しているため、日本人生徒にとっては心強い。また、同校は、日本(東京と大阪)にサテライト・スタジオを持つため、NY留学が難しい人は、同校のピラティスの資格を、日本で習得することも可能だ。
ピラティスのスキルはもちろん、社交性、忍耐力、タフネスも問われるピラティス・インストラクター。しかし、一旦手にすれば、時流に合った有益な資格となりそうだ。
(2006年12月)
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