1918年創設のマンハッタン音楽院は、クラシック及びジャズ分野におけるハイレベルの教育を提供するスクールだ。中でも、オーケストラ、オペラ、ジャズ、コンテンポラリープログラムにおける評判が高い。
経験豊かな教師陣の数は275名。学生は、ある程度の音楽の経験があり、音楽でキャリアを追求するシリアスな人達が大半だ。現在在籍している学生数は約783名(学士過程が367名、修士課程が347名、博士課程が69名)。専攻の比率は、クラシックが88%でジャズが12%。40カ国から集まる留学生が全体の32%(40カ国から)を占めるが、日本人学生の割合はわずか3%に過ぎない。昨年の合格率は約35%と、入学へのハードルも高い。
入学にはライブ・オーディションやエッセイなどの条件があるし、留学生はTOEFLスコア(英語能力証明)の提出も必要となる。しかし、「英語力がないから…」とあきらめることはない。英語力が必要水準に達していない留学生には、コロンビア大学のアメリカ英語プログラム(ALP)の英語研修が提供されているからだ。晴れて入学が許可された学生には、学生ビザの発行はもちろん、大学寮、食事プランも用意されている。さらに、留学生カウンセラーが常勤し、留学生向けのイベント開催や、学習/就職支援や相談にも応じているので心強い。
プライベートな専門学習だけではなく、音楽界における就職に必要なPR術やノウハウ(履歴書やレターの書き方も含む)など、ビジネス面でのスキルを磨けるのも同校の魅力の一つだ。卒業後の就職先は、オーケストラやチェンバーアンサンブルの団員、ソロリスト、講師(公私のスクールを含め)、オぺラハウス、ブロードウェイ、ジャズ会場など、あらゆるミュージック分野でのポテンシャルが広がっている
同校では、5〜18歳までの生徒を対象とした土曜日の予備科(pre-college division)や、ビデオ会議などを含めたオンライン学習も提供中。興味のある人は同校ウェブサイトで、講師の経歴やプログラム内容をジックリ吟味してみよう。オーディションにトライする前に、学校紹介のツアーに参加するのもいいかもしれない。
学費が高いのが玉にキズ。でも、音楽の殿堂、世界の真ん中ニューヨークで取るミュージック資格は、グローバルに評価されそうだ。
(2007年6月)
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