街中に、美術館、アートギャラリー、スタジオが点在するニューヨークは、まさにアートの宝庫。世界各国からの優れた芸術やエキスパートたちと触れ合いながら、NYで取るアートの資格は、また格別だ。
ロンドンを本拠に、シンガポールにも分校を持つ「サザビーズ・インスティテュート・オブ・アート・NY」は、美術鑑定の専門スキルとアート界でのビジネス・ノウハウの両方を習得できる、世界唯一のアート・スクールと自負している。
教授陣はアート界の第一線で活躍する現役者が中心。NYだけでなくグローバルなアート市場で活躍できる国際人の育成を使命に掲げ、「Art Business」「Contemporary Art」「American Fine and Decorative Art」の3つのプログラムを提供している。最初の2学期を卒業した段階で「Graduate Certificate」を取得。その後、ロンドン校の監督下で卒論を書き上げ、3学期をパスした学生は、英国のUniversity of Manchester の修士号を取得できる。
同校の自慢は、NYおよび近郊のギャラリーや美術館への訪問、専門家たちとの討論、芸術作品を実際に手にしての分析鑑定など、実践的&インタラクティブな教育法だ。門戸は狭いが、学生には、サザビーズのオークションハウスでのインターンシップの可能性も開かれている。現在、学生数は年間約120〜125人。この内、約20%は留学生で、特に韓国や中国などのアジア諸国からの留学生が多いという。就職相談も充実しており、各分野で活躍する卒業生とのつながりも強いため、就職にも有利だ。
一方、TOEFLのスコアを含む英語力、面接、筆記試験などもあり、入学へのハードルは高い。「アートの基礎やトレンドの知識、さらに、明確な学習&キャリアゴールが必要ですね。面接では、人間的な成熟性と勉学への野望を評価します」と、同校の採用担当者。しかし、国境を越えた名声と信用のある「サザビーズ」で得た資格は、世界中のアート界でも認識、評価されているとのこと。また、美術館、オークション会社、ジャーナリスト、コンサルタント、ギャラリー経営、館長、ディーラー、評論家など、キャリアの選択も幅広い。
もう少し肩の力を抜いてアートを学習したい人は、6〜7月に4〜6週間単位で提供されている「サマースタディーコース」をチェックしてみよう。アート市場入門、アートマーケティングなど、アート界でのキャリア構築の足がかりをつかめるかもしれない。
(2008年2月)
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