どんな職業でも成功者は食いつきが違う
笑いのネタは、考えて作りこむというよりも日常の中からおもしろいと思ったことをピックアップし、ステージ上では計算外のその場のアクシデントで作りこむ。職業上、仕事以外でもおしゃべりが好きなのだろうと思いきや、本人によると「ソーシャライズはほとんどないし、エンターテイナーの友人も皆無」だという。たまにステージを見たビジネスマンや飲食店のオーナーなどから食事に誘われる。
「そもそも成功している人っていうのは、成功のコツなどべらべらとしゃべらないですよね。だから彼らを“見て”学ぶことは、成功している人はアメリカ人でもしつこく食いついていきますし、うまくいってない人はやっぱりさぼっていますよね。うちらもそうだけどどんなビジネスも食うか食われるか、白か黒かという世界ですから、見ていて学ぶべきことは多いですよ」。
以前は両親から「失敗したらいつでも帰ってきて、事務所を継げばいい」と言われていたが、最近では「うまくいっても帰ってきて継げよ」に変わってきた。そんな両親の意とは反し、小池にはまだやりたいことが山ほどあるようだ。
「僕の仕事は堅気の親とは違うものだから、親もうかうかと死ねないみたいで(笑)、結果ピンピンしているのを見ると、結局親孝行しているのかな?と思いたいところはあります。コメディアンとしてスタートした頃はこれで成功するとは思っていなかったけど最近は専属マネージャーも付き、“あ〜、売らされていくんだろうなぁ”と感じています。それに伴い、自分自身も売り込みやギャラ交渉を積極的にやっていかないと。これを辞めるわけにはいかないですからね、スベらない限りは」。
※ 文中敬称略
(取材・写真/安部かすみ Kasumi Abe) ※印を除く
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