

クリスティーズといえば、世界的に名を馳せるオークション会社。
ここでワイン・スペシャリストになって丸7年になる渡辺順子は
白人社会の中で働く、たった一人の日本人女性だ。
航空会社勤務やナイキの個人輸出などと、異色の経歴の持ち主だが
このオークション・ビジネスこそ「やっと辿り着いた夢」だと語る。
そんな彼女のサクセスストーリーは、ある時に飲んだ1杯のワインから始まった。
名門オークション会社クリスティーズでワイン・スペシャリストとして働く 渡邊の一日は、コレクターやレストラン・オーナーなどワインビジネスに関わる顧客リストに目を通すことからはじまる。メインの業務は、夏季と冬季の数ヶ月 を除いて定例で行われているワインオークションのために、世界中から集められたワインの値踏みをしたり、オークション用のカタログを制作したりすること。 ワインが足りないときは、顧客に交渉をしたりもする。それに加え、年に4回ほどはLAでのオークションに参加するため、大陸をまたいで駆け巡る。このよう に入社してからの7年間、彼女はワインと共にオークション・ビジネスの最先端で突っ走ってきた。 オークション・ビジネスとの最初の出会いは20年前に遡る。
たまたま旅行したロンドンでサザビーズを見学し、おもしろそうだなと思った。しかし当時は、まさか自分がこの世界に入るとは思いもせず。当時の彼女の興味 と探求の対象は、ニューヨークに住むこと、そしておいしいワインに出会うことだった。
| 2000年 | フランスのパリとボルドーに、ワイン留学。半年後にニューヨークへ戻る。 |
| 2001年 | クリスティーズのインターンとして採用される。 |
| 2001年 | 正社員として、ワイン部に配属。現在に至る。 |