


「ボランティア? 自分自身に余裕もないし、ちょっとまだ…。」そんな風に、背を向けている人は少なくないだろう。
「でも、やってみるとわかります。自己の私欲を超えて、周りの人達の幸せを考えて行動する。そこには『ありがとう』の出会いがある。ボランティアは『与える』 だけの行為ではなく、実際には、たくさんの愛を受け取る。生きる喜びを分かち合い、豊かな心を育むことができるのです」と熱意を込めて語る日野さん。
非営利団体の運営は、目に見えぬ苦労も多い。しかし、心の奥底から沸き起こる力強いエネルギーを原動力に、彼女は、日々、この仕事に全力を傾ける。一般人 の想像を超える日野さんの「ピュアなフィランソロフィー・スピリット」や「他人のために尽くす情熱」はどこから生まれてくるのか? その答えは、彼女の 辿ってきた人生の中にあるようだ。
意外にも、子供の頃の日野さんの夢は「専業主婦」になることだった。憧れは自分の母親… 専業主婦として、家族、友人、近所の人たちから深く愛される最愛の女性だった。
「高校の頃から、東急のカルチャーセンターのカタログを見ては、主婦になったらこれを習おう!なんて楽しみにしてました(笑)」
その一方で、英語が流暢な父親をはじめ親戚や近隣も海外事業に関与する人が多く、英語との接点が多い環境で育ったため、常に海外への憧れもあったという。 また、背が高く、みんなをリードする姉御(あねご)肌の日野さんは、いつもグループのリーダー。当事流行っていた松田聖子のようなキュート派アイドル歌手 や慎ましい女性よりも、海外にいるカッコいい女性のイメージを追っていた。